メディアリテラシーに関する東京大学総長の入学式式辞に対する新聞の華麗な返答 東京大学総長が入学式式辞で、ヘッドラインだけでなく、記事の本文もしっかり読むべきだと述べた。これに関する新聞報道が、皮肉なことにヘッドラインを見ただけでは誤解を招くものになっている。
東京横浜間に電車がはじめて開通したときのトラブルとその謝罪広告 1914年に東京駅が開業したときに、東京と横浜の間の電化された路線の試乗が行われたが、途中で停車してしまうというトラブルがあり、当時の鉄道院は謝罪広告を出すことになった。
高校生向けの有権者教育の副教材に載っている政治家は男性だけ 文部科学省が作成・公開した『私たちが拓く日本の未来』という高校生向けの有権者教育の副教材に載せられている挿絵で、政治家はすべて男性として描かれている。
映画『日本のいちばん長い日』(2015年)の散漫な主題 ポツダム宣言受諾について描いた2015年の映画『日本のいちばん長い日』は、扱おうとしている内容が多く、主題が散漫なものとなっており、あまり良い映画とはいえない。
川崎市は2015年9月の豪雨で62万人余に避難勧告を出したのか 2015年9月の豪雨に際して川崎市が62万人余に避難勧告を発したという報道があるが、この人数は不正確であり、川崎市の情報伝達に不手際があった可能性がある。
8月15日の全国戦没者追悼式における天皇陛下のおことばの構造と変遷 平成に入ってからの27年間の8月15日の全国戦没者追悼式における天皇陛下のおことばが、どのような構造から成り立っているか、そしておことばがどのように変わってきたかについて述べる。おことばの基本構造は27年で変わっていないが、戦後50年、70年にあたる1995年と2015年に新たな要素が加わった。
衆議院解散時の詔書朗読と万歳のタイミング 衆議院解散の際に解散詔書の朗読がどのように行われてきたかについて明治期から現代に至るまでの経過を説明する。解散詔書の朗読の慣行は大正期に確立し、戦後も似たような形式で朗読が行われている。ただし、戦後の10年間と、2014年の解散においては、慣行から外れた形式での朗読が見られる。
米国務省による2013年人権レポートの東アジア諸国の状況の概要の和訳 米国務省が世界各国の2013年の人権状況について記したレポートのうち、中国(チベット、香港、マカオを含む)、日本、北朝鮮、韓国、台湾の人権状況の概要部分を和訳したものである。