「光緒」の語釈
『精選版 日本国語大辞典』で中国の清朝の元号「光緒」を引いたところ、以下のように記してあった。
しかし、清の徳宗、すなわち光緒帝は、清朝最後の皇帝ではない。光緒帝が崩御したのち、宣統帝(溥儀)が即位している。この宣統帝こそが清朝最後の皇帝である。(例えば、『ラストエンペラーと近代中国』p.163 などを参照。)
『精選版 日本国語大辞典』の元となった『日本国語大辞典 第2版』にも同じ語釈が書かれており、この記述の誤りが『日本国語大辞典 第2版』からのものであることが知れる。なお、『精選版 日本国語大辞典』にも『日本国語大辞典 第2版』にも「宣統」という項目はない。ただし、「宣統帝」という項目はあって、そこには清朝最後の皇帝であるとされている。
脚注
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