2016年6月5日川崎市ヘイトデモ中止事件

概要
2016年6月5日に、川崎市中原区において在日コリアンに対するヘイトデモが行われた。しかし、このヘイトデモに対するカウンターもあり、当初の開始予定時刻から40分程度で中止となった。

タイムライン

少しずつ追加していきます。

ヘイトデモの出発点の中原平和公園にあったポスター。
ヘイトデモの出発点の中原平和公園にあったポスター。

津崎尚道氏率いる「瑞穂尚武会」が「川崎発!日本浄化デモ第三弾!」と称して、2016年6月5日午前11時から在日コリアンに対するヘイトデモを川崎市中原区にて行おうとした。このヘイトデモは、当初の予定では、中原区内の中原平和公園から武蔵小杉駅まで行進するものであった。

これに対して、反ヘイトのカウンター側の人々が集結し、ヘイトデモの前進を阻止しようとした。結果として、午前11時41分頃にデモは中止となった。

ヘイトデモ側の人はあまりいなかった。せいぜい30人程度だった印象。逆にカウンター側は人数が多かった。数百人はいたのではないか。

人が車道に溢れ出たために、車がうまく通行できなくなってしまっていた。上記画像ではバスが立ち往生してしまっている。

カウンター側からは、ヘイトデモを10メートルしか進ませなかったぞとのアナウンスあり。実際のところは、20から30メートルは進んでいたと思う。もちろん、10メートルにせよ30メートルにせよ五十歩百歩だが。

背景

補遺

法務省人権擁護局は、2016年6月5日、つまりこのヘイトデモが行われた当日にヘイトスピーチ解消に関する啓発活動をデモの起きた場所の近くで実施している。

また、同局は、このヘイトデモが行われた場所の付近の駅に啓発ポスターを貼りだしている。

補遺2

補遺2は2018年4月15日に追記されたものである。

この記事で扱った2016年6月のヘイトデモ中止事件についての報道として、以下のものがある。